強引男子のイジワルで甘い独占欲
「溜め込んでんじゃないかって心配だから。
おまえ何でも溜め込むだろ。三坂と木原の事だって、あいつらを責めればいいのにひとりで消化しようとしてるし。
この間、木原に嫌いだのなんだのってイラつくような事一方的に言われてたくせに、相談しようともしねーし」
「……朋絵との事、聞いてたの?」
別に私が落ち込む必要もないのは分かってるけど、あの時からなんとなくテンションが戻ってこなくてずっと低迷している。
面と向かって嫌いだなんて言われたら、誰が相手でもそうなるのかもしれないけれど……。
慎司に振られて色々滅入ってるところに朋絵のぶち切れだったから、タイミングが悪かったのかもしれない。
全部を否定されたような、そんな気持ちになってしまって。そのまま気持ちが上がってこない。
落ち込んだままなんて嫌なのに、そんな私の意思とは関係なしに、頭の中では、慎司のサヨナラと、この間の朋絵の言葉ばかりが繰り返されて悪循環もいいところだ。
今まで自分の性格についてどうのって考えた事なかったけど、今回はさすがに考えざるをえなかった。