まだ見ぬ明日へ〜to unseen tomorrow〜
お母さんは何するかわからないから、私が守るんだって思ってた。
だから、薬も刃物も私が管理してた。

お母さんがパニックになれば、過呼吸を治すために袋をかぶせて「息すってー、吐いてー」って言いながら、背中さすった。

そうすることが、当時の私の生きがいだったのかもしれない。
お母さんを支えることが、守ることが、私の全てだったのかもしれない。
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