まんまと罠に、ハマりまして
─ん?


私はハッとする。


「頑張ってね」


そう。


─そうだ!


課長と二人!!
しかも、会議室で!!


─嘘でしょー!?


もう、ほんとなら。
定時の時報と共に、一刻も早く、帰りたい所。
この息苦しい場所から、立ち去りたい所。

なのに。
なのに!

二人。
課長と、


─二人!?


何なんだろう。
これは一体、何のための試練なのか。
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