まんまと罠に、ハマりまして
怖いからといって。


─ヤバイ!


さすがに課長を待たせるわけにはいかない。
二人でなんて耐えられるのか分からないからといって。


─急がなきゃ!


逃げ出すわけには、いかない…。


─行か、なきゃ…


とりあえず、私はデスクの上を片付けて。


「うぅ…」


小さく嘆きながら、会議室へと向かう。
もちろん、重い足取りで…。
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