【完】こいつ、俺のだから。
ピンポーン。
次に目が覚めたのは、インターフォンの音でだった。
むくりと体を起こすと、以外と身軽。
寝たおかげかな?
今何時だろ……と思いつつ、時計を見てみると、既におやつの時間はまわってた。
もうこんな時間だったんだ……寝すぎた。
ベッドから立ち上がり、軽く髪の毛を手ぐしで直してから下へと降りて行った。
歩くとやっぱり、ちょっとフラフラするかも。
誰だろ……?
パジャマだけど、まぁいっか。
「はーい」
そんな思いで玄関まで行き、なんのためらいもなくガチャっとドアを開けた。
「よう」
そこにいた人物を見て思わず固まってしまう。
が、瞬殺の早さでドアを閉めた。