【完】こいつ、俺のだから。
そしてあたし達は、校舎を出て校舎裏にやって来た。
懐かしいな、ここ。
前に知らない男に告白されてたとき、佐野が助けてくれたんだよね。
あたし達の、この変な関係が始まった場所だ。
「今朝のこれ、何?」
あたしは唐突に、今朝のあの分かりやすい〝大臣な任務〟のメッセージを見せながら、佐野に問いつめた。
「ラインですが」
「そんなことわかってる。
あたしが聞きたいのはそんなことじゃない!」
少し大きな声でそう言うと、佐野はキョトンと驚いた様子。
ここまで来て、まだしらばっくれる気?
あたしを散々戸惑わせて……
「ホントあんた、なんなの……?」
「佐野ゆ「佐野悠月ですとか言ったら怒るから」
「…………」
すぐさま何か言いかけた佐野の言葉を遮った。
力強いあたしの言葉に、佐野は言葉を飲み込んだようだ。