紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「ったあ…」

鈍い痛み。

一瞬痛みが消えたと思ったら再び痛みが全身に走る。

「優羽!大丈夫!?」

姫麗が私に近付く。

「いたっ…」

余りの痛さに私はしゃがむ。

回りの人達は単にボールがぶつかっただけで、大袈裟だとクスクスと笑っている。

でもこれは本当に痛い…。

「春川…!大丈夫か!?」

「いっ…たぁ…」

先生の声が頭に響く。

< 232 / 285 >

この作品をシェア

pagetop