紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「優羽…また明日。学校でな」

「うんっ…また明日ね先生…」

先生は私の額にキスして帰って行った。

「ぴっぴ~!遊ぼ~!」

「ピィー♪」

お願い…この不安は嘘だと言って…。

幸せは何でこんなに脆いの…?

────────────────

「優羽~♪」

「姫麗~♪」

学校~♪

「春川!危ない!」

悲劇は突然に…。

些細な出来事で日常が変わって行く。

ちょっとした出来事で…。

先生の声がしたから、私は振り向いた。

「キャァ…」

ドンッ

サッカーボールが私の頭に激突した。
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