紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「大丈夫ですか!?」

「ゆ…う………」

その後からの記憶は無い。

自分がどうやって歩いたのか。

どうやって優羽を見守っていたのか。

ただ覚えているのは………優羽のわずかな微笑みだった…………。

────────────────

「せんせー!!!」

ここ………どこだ?

辺り全体、真っ白。

白。白。白。

ここは…どこなんだ?

「せんせっ!!!」

目の前で…優羽が笑ってる…。

優羽が…?

「優羽…!?」

バサァ

俺は羽に囲まれる。

綺麗な羽………。

「先生…」

「優羽…」

優羽がいる…。

笑顔は変わりない。

だけど………優羽の背中には羽。

「先生…私ね、天使になったんだよ」

天使…?

優羽が天使…。

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