メガネの私は好きですか?
「いいけど…今度はハードル高いのなしね?」
「了解!」
「へへ、今回はオレが勝つからね!」
そこからさっきの空気とはガラリと変わり、いつも通り遊んで、途中で弥生と藍と別れて家路についた。
「つかれたー」
思わずそんな言葉をつぶやきながらベッドに横たわる。
その際にメガネは、すぐ側にある机に置く。
いつもそこに置くのが決まり、そうすれば見えなくてもメガネの位置を把握出来るからだ。
目を閉じると、今日のことが思い出される。
────さっきの告白、無効になんてしてあげないから。
そう言った有馬皐月。
あれは本当だろうか。