メガネの私は好きですか?





けれど、有馬の顔がすごく近いのと、唇の距離がゼロだということからキスされたということを理解した。


───ってか、私のファーストキス!


私はドンッと思い切り有馬の胸を押した。


よろける有馬。


「………っ、最低!」


何を考えてるんだ、この男は。

私はその場にバッと立ち上がって、唇を手の甲で抑えた。



「……謝らないよ、お前に本気だから。」



私を見据えた有馬の顔はちょっと余裕がなさそうに見えた。


「……そんなの、知らないっ!」



そんな有馬の表情にたまらなくなった私は、そう叫ぶように言うとその場から駆け出した。


メガネをかけられたままキスされた。

あれは、有馬の気持ち?


拭った唇が、熱い──。



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