メガネの私は好きですか?





「何、罰ゲームの続きでもしに来たの?」


「……っ…違っ、」


「飯田さんって性格悪かったんだ。メガネをかけて真面目ちゃんに見せかけといて、結構たち悪いよね。」


私を拒絶する言葉の数々に思わず泣きそうになった。



「ご、ごめんなさい!」


「なーに? 今度は謝罪? 飯田さんの強気な態度はどこに行ったわけ?」


「…っ…違、そーじゃなくてっ!」



私がしゃがんで有馬に近づいたら有馬は、スッと身体を起こして、私の手首を掴んだかと思うとその場に私を押し倒した。



「………やっ、」


「いい加減にしてくんないかな。 これ以上オレを惨めな気持ちにしないでくれる?」


そう言う有馬の目はどこまでも冷たい。




……っ…すごい力。

ふりほどけない。



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