しましまパンツマン
大二郎
少し遅い昼休み。

アスうさぎさんは花吉さんの金物屋さんに顔を出しました。


「花吉さん。何かかわいい金型ないかしら?」


「また新しい石鹸つくるん?」


「そうなの。今度はね、真っ赤な色の石鹸を作ろうと思うの」


「真っ赤、ええな~。燃えるようなハートなんてどう?」


「いいわね~」


花吉さんは、ニマッと笑って店の奥からハート型の金型を出してきました。

大きさも大中小あります。


「かわいい。できあがったらお知らせするね」

ポシェットからお財布を取り出し、お会計を済ませて、ピンクのママチャリを颯爽とこぐアスうさぎさん。


「毎度あり、気いつけてね」

花吉さんはプリっとしたお尻を見送りました。

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