しましまパンツマン
「お風呂の湯船が茶色くなるし、夜中に騒音みたいな声で歌うし、お客さんが怒って出てたっさね……」


「そりゃ、災難やね。コルキ姐さんも大変やろな~」


でーんさんは言いながら、思い出したように買い出しの袋から包みを取り出し、イチノちゃんに手渡しました。


「少しやけどコルキ姐さんらと食べてや。頑張って」

「でーんさん、ありがとう」


包みの中身をちらっと見て、イチノちゃんが少し笑顔になりました。

女将コルキさんの好きな綺麗な和菓子です。



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