君のことが大好きで。
やばい、優樹が使ってたシャーペン使っちゃったよ…




今日、ついてるかも…




すると背中に軽い衝撃を感じた。




「もう!誰?」




後ろを見ると、美亜が立っていた。




「…あ、変態だ。」




「へ、変態じゃないよー!」




美亜は必死に変態じゃないと言い張る。




おとなしそうに見えて、変態のくせに。




「ひかりの方が変態でしょ!」




「違うもん!私は純粋な女の子です!」




「そうだよ、美亜が変態なんでしょ。」




私の横にはいつの間にか玲がいた。




「れ、玲まで味方につけるとは…い、いいもん。勉強するし…」




美亜は自分の席に戻ってしまった。




「美亜、ろくに勉強しなくても良い点取れるんだから…あんなにムキにならなくてもいいのに…」




「そうだよね。で、私はひかりのラブラブ話を聞こうと思ったんだけど?」




「ちょっと!聞こえるってば!」




私は人差し指を一本口元に当て、必死に抗議した。




「大丈夫だよ。聞こえてないでしょ。」





「なんて適当な…」




「で?日直を一緒にやる気持ちはどうよ?」




「…別に…」




「本当は嬉しくてたまらないんでしょ?」




「…」




「本当のこと言わないと今ここで大声で叫ぶよー?」




「はい、すごく嬉しいです。」




「…即答だね…」




あー、もう!




また玲にはめられたー!!




絶対遊ばれてるでしょ、これ。




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