君と私の40日 【執筆中】
「・・そういえば麦くん、もうすぐ17歳になるね。おめでとう」
私はお墓では絶対泣かないって決めている。
だからこらえるのに必死。
「・・やっぱり一緒に高校生なりたかったよぉ・・」
ああ・・・だめ、やばい。
「・・・・・水、まくね!暑いでしょ」
私は柄杓で冷たい水をまく。
こっちにもひんやり空気が伝わって気持ちい。
私はわざと水を顔にかけて涙をごまかした。
「・・あ。・・・はは、ドジだなぁ、私」
アブラゼミの鳴き声が虚しく響く。