普通な恋がしたかった!!!
どーしよー…。


絶対関わりたくない…。


でも多分、明梨も結城日向を見つけてこの中に突っ込んだ(という推理)から…。


この人集りの中に明梨はいるハズ。



まだ中心から体を背けているあたしは、しゃがみこんだ。


ヤバい…どーしましょ。



考えて考えて、あたしは立ち上がった。



…ごめん、明梨…。




先に教室で待っ「りーーーーんーーー!!!」




うわぁぁぁaA亜アあα@!?!?


中心から立ち去ろうとしたあたしの名前を大声で呼んだのは…



「明梨っ!!」


人集りの中心を挟んで、あっち側の人集りにいた明梨は、

キラッキラの目で、こっちに手を振っている。


あぁ、もう逃げられない…。


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