普通な恋がしたかった!!!
………ん??



明梨に引っ張られているハズなのに、あたしの体だけが動かない。


引っ張っていた明梨の体も止まる。



「わっ、とと…。り、凜?」



明梨が振り返る。


あたしの両腕が、ピンと張る。


これは、明梨ではない誰かに、反対側から腕を掴まれている…とゆー事ですか??



あたしは、嫌な予感がする中、ゆっくり、振り返った。



「やっぱ凜だった!久しぶり!!☆」



予感的中ーーーΣ( ̄□ ̄)!!!




あたしの腕をガッチリ掴んでいたのは、笑顔の結城日向だった。


「えっ、えっ、凜んん!?」


頬をピンクに染めた明梨が飛び上がった。


途端に、とてつもない数の視線が、あたしと結城日向に集中した。



ああああもー最悪最低ーーー!!



「あ、あれさ、空木の…??」


「あの子、結城くんと知り合い!?」



ザワザワしだす人集り。


困惑した表情で、あたしを見つめる明梨。


明梨に、バレちゃう…!!



「あ、明梨行こっ!!」


あたしは誤魔化す為に、明梨に笑顔で言った。


「えー、凜なんで?
…あ、その子友達??こんにちは、俺結城日向!よろしくー☆☆」


何してくれんのこのチャラ男ー!!
< 106 / 321 >

この作品をシェア

pagetop