普通な恋がしたかった!!!
明梨と結城日向がいいムードな横で、あたしと空木が言い合いを始める。



「…謝ったんだから許してよ!」


「あぁ?包帯直に巻こうとしてた奴に言われたくねぇ…」



「仕方ないじゃん…。てか、変に手際いい空木に言われたくない!」



あたしがそう叫んだ時。



「だから、空木咲夜の好きな教科は、チマチマした家庭科だって」



あたしの頭に、軽く手が乗った。


振り向いた先にいたのは、



「ブ…山田!」


あっぶな、ブラッド言うとこだった!



頬と手の甲にかすり傷をつけたブラッドが、息を少し荒くして立っていた。


「あらやだ山田くんじゃない!こんなボロボロになって!!」


桜井先生が、ブラッドに寄っていって声をかける。


「あ、大丈夫だけど…」


ブラッドが、顔をひきつらせながら言った。
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