普通な恋がしたかった!!!
だ、だ、だってっ………。



「き、傷……」


あたしは震える手で、ブラッドの手の甲を指差した。



手の甲のかすり傷が、





「消えてんじゃねぇか……」

「治ってる……」

「無いじゃない……」




あたしと空木と桜井先生が、息を飲んだ。


さっきまでついていたかすり傷が、綺麗サッパリ無くなっていた。



「な、な…なんで!?」


人がにぎわう保健室の隅っこで、コソコソ騒ぐあたし達。


「これは……」


手の甲をさすったブラッドは、冷静に話し始めた。
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