普通な恋がしたかった!!!
「えーーっ、秦野くんカノジョいたの!?」

「カノジョ持ちならいーやぁ…」



また、女の子達がぞろぞろと退散していく。


…なんで、あたしが二回もカノジョになってた事に気づかないんだろ……空木ファン…。



変な罪悪感にまみれていると。



「助かった、凜」



いつの間にか、あたしと空木と秦野だけになった中庭で、秦野に言われた。
 


助かったも何もさぁ…。いや、もういいや、疲れた…。


「いえ…」



秦野はふーっ、と息をつくと、マフラーをとった。


相変わらずの美形が覗く。


そして、傷跡も。
< 268 / 321 >

この作品をシェア

pagetop