僕と君の365日

「薔薇が三色で店頭に飾ってありました、薄いピンクのものとこちらの濃いピンクのものです...もう一種類は黄色になります。」

「この、濃いピンクのものの在庫は...」

本当に綺麗なピンク色。
桜みたいに淡いピンクではない。

「調べて来ますので少々お待ちください。」

店員さんは店の奥へと入った。

黄色も綺麗だな.....なんて思いつつ値段を見る。

あ、1,600......結構するな。

まぁいっか。

「お待たせしました、1つだけ有ります。」

「じゃあ、それを。」

「ありがとうございます。
こちらだけでよろしいでしょうか?」

「はい、贈り物なんで.....なんて言うか可愛い感じで包んでもらえますか?」

「かしこまりました。」

包む時間はあるのか、と思ったが桃琉はやはり、目をキラキラさせながらいろいろなものを見て回っているので大丈夫だと思う。

妹も好きかな、なんて考える。
俺には9才差の妹が一人いる......結構かわいく見えたりするんだが....
まぁいつか買ってやろうなんて思った。




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