君とさよならの時間 ~大好きの涙~
やだ…。バレたくない。
嫌だよ…!
「そこで、俺、紫乃に呼ばれたじゃん?」
……え?
その話……?
「し…の……?」
「ほら、あの俺を呼んだやつだよ」
――あ、あのモデルさんみたいな女の人……。
「紫乃と俺は、ただの友達だかんな!!」
「………はい?」
「紫乃は俺のダチの峻司の双子の姉なんだよ。だから、……あいつに惚れてるとかそんなんねえから!」
必死に私を納得させようと、私の肩をつかみながら顔を近づけてくる葉上。