君とさよならの時間 ~大好きの涙~
私はね、ずっと不安だった。
怖かったの。
独りで、友達もいなくて。
家族だけが、私と関係ある人だった。
お母さんとお父さん、私が小さい頃はよくお見舞いに来てくれたって藤井先生言ってたよ。
来なくなったのは、6歳…本当なら小学校に入学してる頃だって聞いたよ。
小さい頃は、毎日毎日泣いてた。
ベットの中で、暗い部屋で。
私が普通じゃないから。
私が健康じゃないから。
私が親よりも早く死ぬから。
だから、捨てられたんだと思ってた。