君とさよならの時間 ~大好きの涙~
着替え終わり、カーテンを開ける。
窓から差し込むのは、オレンジの光。
時間って、案外早いんだな進むの…。
私は黙ってベットに入った。
――ここは、病院。
私は生まれたときから、ここにいる。
高校生になるまで、ここを出たことを一度だってない。
薬は毎日飲まなければいけないし。友達だってできたことがない。
見た目は普通なのに、中身は普通より脆く簡単に崩れやすい。
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