君とさよならの時間 ~大好きの涙~
想像もしていなかった言葉に、私はなんて言ったらいいかわかんなくて黙り込んでしまった。
事故で死んだ…?亡くなったってこと…?
こういう時、なんて声をかけたらいいんだろう。
「そうなんだ」じゃ、なんかそっけないし。
「え、まじ!?」だと、なんかテンション高すぎだし。
悩んでいると、葉上が
「俺、案外お前と似てんだよ」
と言い出した。
葉上と私が…似てる……?
…それはありえないよ。だってあなたには、まだ未来があるもん。私ももうすぐ死ぬんだから、似るわけがない。
それに性格からしても、あなたは明るいしかっこいいし人気者だし。それに比べて、私は暗いしいつも独りだしブスだし。
似てるところなんてひとつもない。