【完】人形達の宴~通りゃんせ~
「そうじゃろう。…壮大で偉大なる考えなど、チンケな人間に考えも及びやしないじゃろうな」
クククククッ---
今だ手の上にユラユラと黒煙を乗せた村長さんは、本当に楽しげに笑いながら目を細める。
それにしても…、
チンケって言葉に引っかかりを覚えたけれど、それを突っ込んだらきっとすぐにでもあの黒煙を私達に向けるような気がしたからそこは口を噤んでおいた。
あの黒煙は、さっき村長が私達に向けたものよりも絶対に強大なエネルギーを感じる。
下手したら、私と諒ちゃんは死んでしまうかもしれない。
だから…、
少しでも話しを長引かせようとしたのだ。