【完】人形達の宴~通りゃんせ~


「天神様は本当にいるんじゃよ。この神社に」


「天神様…って、神様がッ?」



「そう…、神様が。この村には天神様について語り継がれた話しがあったんじゃがそれはもう大分昔の事で、今は誰も知る由もないんじゃがね」


「………」



「この村に語り次がれていた話しは、聞きたくはないかい?」


「聞きたいです」



私達が助かる方法が、その話を聞いて見つかるかもしれない。


そんな気持ちから、私は縋るように村長さんを見た。




「いいじゃろう。実はな、多くの魂を天神様に収めると、天神様の力が備わると言う言い伝えがあるんじゃ。…素晴らしいと思わんかい?」





素晴らしい?


多くの魂を集めれば、天神様の力が備わると言う話しが?




全然、素晴らしくもなんともないよね?


もしかしてその為に何百年もの間、多くの命を奪ってきたの?



そんな下らない、村長さんの野望の為多恵ちゃんも殺されたの?





ひどい…、


ひどすぎるよ---


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