【完】人形達の宴~通りゃんせ~
「ドアが…、閉まってしまった」
「チッ、バレちまったか」
「クククククッ…。折角の生贄をそうやすやすと逃がすわけがないじゃろう」
『アハハハハハ…』
『キャハハハハ…』
突如、辺りを埋め尽くしていた人形達が一斉に笑う。
その迫力ったらもう…、
こ、怖すぎだよ---
市松人形達の白い顔だけが妙に目立っていて、気持ちが悪いし。
それに人形達の表情は全て気味が悪いほど口角が上がっている。
もう私の身体中、ゾワッと鳥肌が立ちっぱなしだ。
しかも顔の陰影がまるで、ホラー映画に出てくるような迫力があって怖い。