【完】人形達の宴~通りゃんせ~


「やだぁーッ。いやだよぉー」


「い…いいから…、行けぇーーーーーーッ!!!!!!」



叫ぶ諒ちゃんの声に、私の身体が自然と立ち上がった。





諒ちゃんから離れたくないのに…、


諒ちゃんの気持ちが痛いほど分かってしまった私は、震える足を動かし始めた。






「あ゛ッーーーー、……グッ………ゥ゛ッ………!!!!!!」


諒ちゃんの痛みに苦しむ声が聞こえてきて、すぐに足を止めた。





ダメッ!


やっぱり諒ちゃん一人を置いてはいけないよッ!




後ろを振り返りもう一度、諒ちゃんのもとに戻ろうとした時…、


諒ちゃんの苦しそうに大きく開けた口と、見開いた瞳が視界に入った。






そして…、


次ぎに私が見たもの………。






それは---

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