【完】甘い香りに誘われて*極道若頭×大人の♀
それでもソファーにかけてあったバスローブを隼が着てくれて
ホッとしていると無常にも私はそのまま抱き上げられ
隼のバスローブの前にくるむようにしてお風呂場まで連れてこられた。
「降ろして。もう大丈夫」
そう言っても聞く耳を持っていないらしい。
無理だ。無理過ぎる。
「隼ってば。1人で入るから」
「溺れるぞ?」
「え?」
「足に力いれてみろ」
隼に抱かれたまま足に力を入れようとしたが脳から足までの伝達がうまくいかないようでカクカクと震えたままだ。
ニヤッと嬉しそうに笑うと
「我慢しろ」
そう言って私を抱いたまま器用にバスローブを脱ぎ棄てそのまま
お風呂へと入って行った。