僕は余りにも  君を愛しすぎた
β. スイート・ラブにどきどき
「ハ~ィ!私はサラ。あなたの名前は?」

立ち寄ったブースの一つを眺めていたら声をかけられた。

「莉里です。」

「私のアートに興味があるの?」

「はい、この色使いが他の人と比べられないくらい郡を抜いて素晴らしいわ。」

「ありがとう、リリィ。あなた、どこに住んでいるの?」

「昨日東京から来たの。」

「本当?明日も見に来る?」

「ええ、そのつもりよ。」私はサラにカードをもらった。

「リリィ、午後の予定は?」

「ホール内の他のブースをなるべく多く見たいの。」

「あなたも日本でCGアートをやっているの?」

「ええ、そうだけどまだまだ勉強が足りなくて、将来はこっちに留学したいと思っているの。」

「ふ~ん、そうなの?リリィ、明日の午前中は時間を取れない?」

「なぜ?」

「もしよかったら、あなたのアートを見たいのよ。私のオフィスに来れない?」

「ファイルなら日本から持って来たわ。私の作品を見てくれるの、サラ?」

「見せてくれるかしら?」

「ええ、喜んで。」

「じゃ、約束ね。」

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