僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜
「ママたちといっしょじゃないのは、さみしいけど、はるくんがいるから大丈夫‼︎」
「ありがとうな、ひかり。」
ギュッと抱きしめると、えへへと笑いながら嬉しそうな顔をしていた。
ひかりのお泊まりセットの準備をして、手を繋いで俺の家に行った。
「ただいま〜」
「おかえり、その子がひかりちゃん?」
「あぁ、ひかり、俺のお父さん。」
「はるくんのお父さん……?おっちゃん‼︎」
ひかりの笑顔でもうメロメロになった父親。
「くぅー、おっちゃん最高‼︎」
「ひかり、部屋案内するからおいで。」
デレデレな父親を放置して、家の中を案内した。
「ひかり、1人で寝れるか?」
「当たり前だよ‼︎もう、4歳だよ⁉︎」
「はは、そうだったな。じゃあ、この部屋を使っていいからな。」
「広ーい‼︎この部屋がひかりの部屋⁉︎」
「あぁ、俺は斜め前の部屋にいてるから、何かあったら入って来ていいからな。」
「はるくん、ありがとう‼︎」
ひかりの幸せそうな笑顔を見て、俺の決断は間違ってない、そう思った。