僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜
いけねぇ、1ヶ月前のこと思い出していてボーッとしていた……
ひかりは今も俺の家で暮らしている。
父親がすげー甘やかして、いろいろなものあげているけどな。
1番ビックリしたのは、朝誰よりも早く起きること。
俺と父親はギリギリまで寝るタイプだから、いつもひかりに起こされる。
最近は、俺の上に飛び乗って起こす方法が気に入っているらしい……
しかし、1ヶ月経っているのに、おばさんから連絡一つない……
今日暇だし、聞きに行こうかな……
「向井くん‼︎」
昼休み、田中が慌てた様子で俺のところに来た。
「友達の友達の情報なんだけど、奈緒らしき人を見かけたって人がいたの‼︎」
「それで、奈緒は⁉︎」
「それが……、写真送ってもらったんだけど、かなり変わっているの。」
スマホを操作して、画面を見せてきた。
画面の中に映っている奈緒は、髪はミルクティー色に、ピアスもかなりしていて、化粧も濃い目で、一瞬誰だか分からない状態だ。