僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜
「遥希くん、今日は来てくれてありがとう。」
「いえ、俺の方こそ勝手にひかりを預かってごめんなさい……」
「ううん、遥希くんの言うとおりだったわ。あの状況にひかりがいたら、それこそ家庭崩壊していたわ。私が電話するまでお願い出来るかしら?」
「もちろんです。俺も奈緒の居場所が分かったら連絡しますね。」
おばさんにお辞儀して、マンションを出た。
確か、今日は父親がひかりを迎えに行っていたはず……
家に着き、玄関を開けると
「はるくん、おかえり‼︎」
「た、ただいま……」
「はるくん、どうしたの?」
いや、ひかりいつもよりゴージャスじゃねぇーか……?
「遥希、おかえり。」
「おい、ひかりに貢ぐなよ……」
「すまんすまん、でもな、あんなかわいい顔で買って?って言われたら、遥希でも買うと思うよ。」
「俺はそんなんじゃねぇーし。」
てか、友達の妹に貢ぐとかやべぇだろ……