僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜
「はるくん、いい加減に連絡取ればいいのに。」
「それが出来たら、こんなに苦労しねぇーよ。」
「ヘタレ。」
「うっせぇ。」
3年前の“はるくーん‼︎”と呼んでいたあの可愛さはどこに行ったんだ……
最近では、俺に毒舌吐きまくり。
誰に似たんだか……
「遥希、バイト行かなくていいのか?」
「もう、そんな時間⁉︎」
父親が声をかけて、時間を見ると8時を過ぎていた。
慌てて出かける準備をして、家を出た。
歩いて10分ほどのところでバイトをしている。
「今日もひかりちゃんに毒舌吐かれていたんだね。」
「うっせぇ。」
バイトしているところは田中の家だったりする。
田中の家は食堂をしていて、バイトするところを悩んでいたときに紹介してもらった。
「なんかあっという間だったね。あんなに可愛かったひかりちゃんが毒舌キャラになって、奈緒も今どうしているのか分からないし……」
「あぁ……」