僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜
すると、クスクス笑っている稲葉さん。
「あの……?俺変なこと言いました?」
「あ、違うの。向井くん、純粋だなって思って。」
「俺が純粋……?」
「そう。素敵なところ見ても、何も変わらない人がほとんどなのに、向井くんすうっと役に入り込んだでしょ?すうっと役に入り込んだのは、純粋って言う証拠なの。」
稲葉さんの言葉がすごく温かくてすぐに俺の中に入ってきた。
それに人に純粋って言われると、少しくすぐったかった。
「私もその素敵なところに行きたいけど、向井くん教えてくれないでしょ?」
「えっ、なんで俺が教えないって分かったんですか⁉︎」
「顔に書いてるわよ?あの場所は誰にも教えないってね。」
立ち上がって、指で俺のおでこをツンとつつくとスタッフさんたちのところに行った。