僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜
「私もそこに行ってみたいな〜。今度案内してくれる?」
「あ、すいません…。ぶらぶら歩いていたから道覚えていなくて……」
そっか〜と残念そうな顔をしてどこかに言ったスタッフさん。
道覚えていないなんてウソ。
あんなにすごいところ誰にも教えたくない。
俺と彼女だけの秘密の場所。
その後、稲葉さんが到着して撮影が始まった。
いつもより深く役に入り込めたから、NGも出なかった。
休憩に入り、イスに座って水を飲んでいると、
「今日はいつもと違うね。」
稲葉さんが俺の隣に座って来た。
「ありがとうございます。」
「何かいいことあったの?」
「いえ、ちょっといいところを見つけて……」