未来から来た花嫁 ~迷走する御曹司~
「んっ……」


小松はそれに驚いたようで、イヤイヤをするように抵抗をしたが、俺は彼女の細い体をギュッと抱き締め、殆ど身動き出来なくした。ちょっと強引ではあるが、小松には大人のキスを知ってもらわなければいけない。この後、もっともっと難関が控えているのだから……


初めはもがき、抵抗していた小松だったが、やがて大人しくなり、次第にその口から甘い声が漏れ出した。それを聞いては、もう俺は止まらない。止められない。

普段はあまり出る事のない俺の男としての本能が、それこそムクムクと頭をもたげて来た。


小松の裸体は、それはそれは美しかった。想像以上だった。雪のように真っ白で、マシュマロのように柔らかく、それでいて餅のように弾力があった。

胸はお世辞にも大きいとは言えないが、発展途上と思えばむしろ愛おしく、その頂を口に含むと、小松は甘い吐息を漏らした。そして、手をずっと下へ移動させ、固く閉じた柔らかな太腿の間に滑り込ませると、小松の声はその甘さを更に増していった。


そろそろかな。


「小松、初めは痛いらしいけど、我慢な?」


そう言って小松を見ると、彼女は無言のまま、トロンとした虚ろな目で俺を見ていた。

俺は、そんな小松の口に俺の口を強く押し付けながら、腰をゆっくりと沈めていった……

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