【新】俺様社長の溺愛
「オレは、もちろん、産んでほしい」

自分の意見をはっきりと述べる。

確かに驚きはしたが、それより喜びが勝っていた。


オレと、愛海の子供だ。

欲しいに決まっている。

若干順序はおかしいが、プロポーズもして、愛海もそれを

受け入れている。


「…先生、この子、げんきですか?」

「とっても元気ですよ」


・・・しばらくの沈黙の後、愛海が結論を。



「この子、産みたい。産んで育てたい。

私が子育て出来るか、少し不安だけど、秀人の子供だもの。

…産んでもいい?」


そう言ってオレを見上げた愛海。

オレは、優しく微笑み、うんと頷いた。


…互いの気持ちは一つになり、

幸せは倍増した。


その幸せは、これからずっと続くはずだった。
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