【新】俺様社長の溺愛
玄関のチャイムを鳴らし、いざ、家の中へ。

「いらっしゃい、久しぶりね、愛海」

「…お久しぶりです、お義母さん」


・・・ずっと変わらない柔らかな笑顔を浮かべたお義母さんが、

私たちを迎えてくれた。


「お父さんも、楽しみにしてたのよ」

そう言ってクスクスと笑いながら、先を歩いていく。

…通されたのは、リビングで、そこには、お義父さんの姿があった。


「よく来たな」

「…お久しぶりです」

座るように言われ、私も秀人もソファーに腰を下ろした。


「秀人、話があると言っていたが、なんだ?」

秀人の顔を見て、お義父さんが問いかける。


「他でもありません、愛海との結婚の事です」

結婚、その言葉を聞き、お義父さんの顔が歪んだ。

…やはり、賛成できかねるのか?

不安で一杯になる。


「愛海」

「・・・はい・・・・!!」

…突然、頭を下げたお義父さん。私は驚き、目を見開く。

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