【新】俺様社長の溺愛
「何で私だけが不幸になるのかって・・・

何で貴女だけが、すべての幸せを掴むのかって。

悔しくて、悲しくて・・・

気が付けば、この会社に入り込んで、貴女を何度も、

階段から突き落とそうとした」


「?!!」

私は目を見開く。

…犯人が分かったから。


「それでも、貴女は色んな人に守られてて・・・

虚しさだけが増していった・・・

今日が最後。…貴女と私が会うのは・・・」


「どういう意味ですか?」

私の質問に、彼女は笑った。

・・・そして、鞄の中から、果物ナイフを取り出した。


私はそのとんでもない行動に、青ざめる。


「貴女を殺して、私は貴女の幸せを奪う」


「・・・そんな事しても、貴女は幸せになれない」


「いいえ、何が何でも幸せになるわ・・・

もちろん秀人さんと・・・」
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