【新】俺様社長の溺愛
5.社長としての重責・・・
…私の予感は、現実のものとなる。

秀人の仕事は、増々忙しくなる。

私と過ごす時間なんて全く取れなかった。

…それでも、渡していた合鍵で、秀人は突然やってきた。


私が眠っていると、横に潜り込み、

朝、目が覚めると、隣で寝ていたりした。

そんな些細な行動が、幸せだと感じた。


それに比例して、会えない時は、1,2週間なんてざらで、

寂しさもいっぱいだった。


私はそれでも、いいと思った。

時々しか会えなくても、

時間を見つけては、私の所に来てギュッと抱きしめてくれる秀人に

会えるだけで、幸せなのだから。


「…綾瀬、オレについて来い」


・・・仕事中、上司である安西課長が私を呼ぶ。

どこに連れて行かれるかもわからず、

それでも早足に歩く安西課長について行った。


「…課長、こんな所に何の用なんですか?」

平社員には、全く関係ないと言っていいほどの部屋だった。
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