【新】俺様社長の溺愛
身支度を済ませた私は、秀人に行ってきますのキスをすると、

家を出た。

・・・パタン。

静かにドアが閉まると同時に、

私はドアにもたれ、大きな溜息をついた。


…上手に笑えていただろうか?

…いつもみたいに、振る舞えていただろうか?


秀人の笑顔を見るたびに、

秀人の優しさに触れるたびに、

胸が締め付けられた。


…会長の言葉は、絶対だ。

…お義父さんを苦しめたくはない。

…私をここまで大きく育ててくれた、

…愛情いっぱい注いでくれた両親を、苦しめるわけにはいかない。



…これが最初で最後の我が儘だから。


お義父さん、お義母さん、

この我が儘だけは、許してください。


秀人の思い出を胸に、

私は生きていくから・・・。
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