ズボラ女子が恋をした場合。
「えっと、清谷さんはここによく来るの?」
頭を少し傾げ、こちらを見る茉莉ちゃん。
「ここは2回目だよ、私一人でぶらぶらするの好きで、ラーメンも好きでよく食べてるの!ちなみに駅周辺のラーメン屋さんを全部制覇したよ~」
「へぇ!すごい!一人でお店に入るの、緊張しない?」
「んー、緊張するけど…、それよりラーメン食べたいっていう気持ちの方が勝ったって感じ!」
女の子らしい恥じらいは、なんだか気づいたらどっかに行ったなぁ。ていうか最初からあったかでさえちょっと不明…。
いやあったはず。そう信じたい。
「すごいね、清谷さん、羨ましい、そうやって一人で行動できるの」
そう言って、茉莉ちゃんは麺を小さくすする。
「えっ、そっ、そう?えへへ…。あっ、なんかちょっと強引に誘っちゃったけど、嫌じゃなかった?」
「ううん!全然、嬉しかった!」
お箸をおいて、両手をぶんぶん振り回す茉莉ちゃん。