ズボラ女子が恋をした場合。
「へいお待ち!
餃子一人前と、ラーメン味玉乗せ!こっちは全部乗せにんにく増量な!」
「わぁ~!おいしそう!」
早速割りばしを割って、麺を食べる前にスープを一口飲む。
すみません、もちろん全部乗せにんにく増量が私です。
「ん~、おいしい!」
そうそうこの味。
こってりしすぎず、でも濃厚でおいしい……。たまらんですなぁ。
「ん?茉莉ちゃんは食べないの?」
横を見ると、茉莉ちゃんは割りばしを持ったままこちらを見ていた。
「えっ、あっ、いただきます…」
茉莉ちゃんは私の真似をするかのように、割りばしを割ってから、レンゲでスープをすくい、小さな口へ運ぶ。
「……おいしい…」
うっっ…、ふわっと広がる笑顔がかわいすぎて思わず胸が苦しくなる。
店の前で入りづらそうにしている茉莉ちゃんを連れて、店の中に入り横に並んで座る。
喋るのはこれが初めてだし、ちょっと強引だったかな……。