ズボラ女子が恋をした場合。
席が空いてなかったから、なんとなく二人で入り口近くで立つことに。
…なんか、へんな感じ。
さっき、やっぱ好きって、そう言った?
この前も一目惚れとかって、私言われた気がするんだけど。
あれこれって、幻とかじゃないんだよね?
「もうすぐ夏休みだね」
窓から見える景色を眺めながら、日向はそう言った。
「あっ、うん、そうだね」
チラッと日向の顔を見る。
あぁ、やっぱ、かっこいいなぁ。
なんとなく、沈黙が気まずくて、
「日向も、この電車なんだね!」
そう聞くと、日向は私を見て、
「うん、この電車。一緒だね」
にっこり笑う。
まるでひまわりのような笑顔だ。
「鈴菜ちゃんは夏休み、何か予定建てた?」
「ううん、まだ特に。日向は?」
「俺は部活かなー」
うちの顧問怖いんだよー、そう言ってケラケラ笑う日向。