もう一度、君と…。
私は深く毛布を被った…瞬間。
ーバンッ!
思いっきり開いたドア。
「…先生!どうですか!?」
「起きたわよ?」
私は気になって、起き上がった。
「ま、真夏先輩っ!」
朱井君は涙目で近寄って来て…、思いっきり抱き締められた。
「っ…?あ、朱井君?」
初めてに感じない、久々に感じた男の子の体温。
少し驚いた。
「…大丈夫ですか?すみません!…ウチの馬鹿兄貴が…」
「ん…?」
兄貴?