LAST SMILE
謝ってよ





「ちょっと!!文化祭みたよー?REI」




学校に行くと、みんながあたしの周りに来た。



あーあ。
昨日のボーリングで疲れた。


武田くんはあたしに色々質問攻めにするし、
磯部くんはなんかやたら甘えてくるし、


おまけにあいつには振り回されるし・・・。



なんか、あのメンバーでいると
リラックスは出来るけどどっと疲れが・・・。



「ああ、うん。まぁ」


「すっごいかっこよかったー!!」


「どーも」



あたしは適当に返事をした。


「でも、REIもかっこよかったけど、
 あたしはあのギターの人かなぁ?」


「うっそ?うちもそう思ったー」


「あの金髪の人でしょ?」


「うん!ちょっと怖そうだけど、
 ギター、上手いよね」




なに!?


それって、
もしかして祐兎のこと!?・・・だよね。



だって、磯部くんは金髪じゃないし、
怖そうでもない。むしろ可愛いし・・・。




でも、なんで!?





「ちょっと、待ってよ。
 ほんとにあいつかっこいいって思ってるの?」


「え?なんで?超かっこいいよぉ」


「REI、いいなぁ。
 あんなカッコいい人とバンドできて」



あたしはみんなが顔を赤くするのを
苦笑いで見ながら、不思議に思っていた。



なんでみんなは悪そうなやつほど好きになるかなー。


だったら、亜貴の方がかっこいいって
思うんだけどなぁ・・・。





「あ、でも、うちはベースの人かな?」


「え・・・?」


「あの人、種田くんっていうんだよね?
 確かウチの学校の人だよ」


「あー。あの人もいいけど、
 なんか近寄りがたいっていうか」


「冷たそうだもんね」


「そこがいいんじゃない」






なんか、
それはそれでショックかも・・・。




って、何考えてんのあたし!!





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