Wednesday ☂


それからみんなと合流して、お昼ごはんを食べることに。

絶叫系で盛り上がってきた4人は予想通り、すごいテンション。
遊園地をフルで楽しんできた様子だった。


「楽しかった〜!結構乗り尽くしたよね!」

「そうみたいだね、みんなよくあんなのに乗れるよ…」

「あっ、沙綾ちゃんたちはっ?なにしてたの?」

「え…えっと、コーヒーカップで…」

「ゆっくりできて、楽しかったよ。ね?」

「…そそそう!そうなの!」

向かい合わせになってよく見える真由さんの表情は、
否定するとまた凄い目に合わされそうで…

「俺ももう疲れたし午後はパス」

「なんだよ〜マロン、もうギブアップ?」

「お前らが元気すぎるんだ。
特に逢坂、隣でキャーキャーキャーキャー…耳が痛い。」

「絶叫系で絶叫しないでどうすんのよ。」

「まぁまぁ、午後はみんなで穏やかにいこうぜ。」


有村くんの言葉にほっとしながらも、
ふと頭には由紀ちゃんが浮かんだ。

…由紀ちゃん、楽しんでるのかな?

気が付けばすぐに、
彼のことを考えてしまう自分がいる。


「沙綾ちゃん?大丈夫?
それで、いいかな?」

「えっ?…っご、ごめん!聞いてなかった!」

「あ、えっとね午後からは…」


「俺といっしょ。」


千代ちゃんの声と重なるようにして耳元から聞こえた声に、後ろを振り向く。


「あー…はいはい、王子様の登場だって。」


「場所教えてくれたの、逢坂だろ?
ってことで、沙綾もらっていってもいいよね?」

「ちょ、っと…由紀ちゃん!駄目だよ!今日はみんな…」

「沙綾ちゃん行ってらっしゃいな、
じゃないと由紀が病むだろうし。」

「楽しんできなよ、俺たちのことは気にしないで。」


意味に違いはあっても後ろ盾のある有村くんと真由さんの言葉と、
わたしの返事を待つ由紀ちゃんに押されて…

午後からは、2人。
別行動をさせてもらうことになった。

千代ちゃんも今のところいい調子みたいだし…
うん…せっかくの、遊園地だもんね。

わたしも、 好きな人と過ごせる瞬間が出来て
心の中は嬉しい気持ちでいっぱいだった。
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